2019/02/07 Thu 鈴木絢音Official Blog「GIRLS REVUE」の感想です。
遅くなってしまいましたが、『GIRLS REVUE』について書こうと思います。
こちらのブログでの反応も遅くなってしまいました。
私は怪盗ネヴィルと大正の小説家の直彦、火星人のサニテスを演じさせていただいたのですが、3人ともとても難しかった。
全然しっくりこないの。本当に悩まされました。
「しっくりこない」というのは、思い描いている理想の姿と合っていない、つまり理想形を思い描けているということだと思います。もちろん、完全に役と一体化できるのが目標でしょうが、ただ単に与えられたセリフや動作や表情をやっているというのではなく、一生懸命近づけたいと思っているからこそ、「しっくりこない」という言葉が出てきたのだと思います。
つまり、真剣に役柄と向かい合っていることの表れだと感じました。そんな絢音ちゃんが素敵だと思います。
東京初日と大阪千穐楽を観に来てくださったスタッフさんに、初日と千穐楽はまるで別人だったと言っていただき、とても嬉しかったけれど、また舞台をやらせていただく時は今回の千穐楽のクオリティーで初日を迎えられるようにしたいと思いました。
時間はかかってしまったかもしれないけれども、「しっくりこない」距離が縮まった実感はあったようで、本当によかったと思います。
そして、劇場にお越しくださった皆様、ありがとうございました。
GIRLS REVUEの素敵な台本、素敵な楽曲は映像や音源として残りません。
作品に込められたメッセージが観に来てくださった皆様の心に残り、生き続けることを願っています。
一回しか行けませんでしたが、あの舞台は目に焼き付いています。本当に参加できてよかったと思います。