#乃木恋 第13回彼氏イベント結果分析
スマホ版「乃木恋」第13回彼氏イベントの数字を分析してみたいと思います。
- 前回記事:乃木恋第12回彼氏イベント結果分析
- 前前回記事:乃木恋第11回彼氏イベント結果分析
●前置き
スマホアプリゲーム『乃木恋』では恒常的にイベントが開催されますが、そのなかでも「彼氏イベント」は重要な位置を占めています。サイングッズがもらえたり、回によっては彼氏確定者限定リアルイベントへの参加が可能となります。
第13回彼氏イベントは、通常イベントよりは彼氏イベントということで参加者も多い一方、特典がリアルイベントではないため、競争率はやや抑えられていたのではないかと思います。ただし、なぁちゃん西野七瀬卒業前のラスト彼氏イベントとなり、競争が過熱したようです。
ルール上、各メンバーごとに50位までは彼氏確定、それ以下では抽選になります(上位の方が確率は高くなる)。また、前半は自由にメンバーを選べる上、複数メンバーを同時攻略もできますが、途中の「運命の選択」以降は一人選ばなければなりません。前半で多くのメンバーを攻略してカードを揃えておくと後半有利になりますが、その分、課金額も大きくなります。このあたり、どのような戦略をとるかはユーザーにゆだねられています。
さて、乃木恋は実は二つのプラットフォームで実施されているといえます。このイベント前にAmazon版が加わりましたが、実はAndoroid版・iOS版と同じランキングに入っていますので実質は一つ。もう一つがGree版です。整理するとこうなります。
スマホ版 | iOS版 | |
Android版 | Google Play版 | |
Amazon版 | ||
GREE版 |
Google Play版とAmazon版の違いは、単にどこにお金を払うかだけです。そして、アカウントをそれぞれに登録できてしまうので、公式が複数アカウント(複アカ)を認めてしまっているということになります。もっとも、複数アカウントで有利になるのは軍団など一部の機能にとどまり、基本的に1アカウントを集中して育てるのが最も効率よさそうです。
そして、GREE版はユーザー数が少ないため、上位10名までがランク入りとなります。今回はGREE版とスマホ版の比較も作成しました。
今回はイベント終了後、各メンバーごとに1位・2位・3位・5位・10位・25位・50位(彼氏確定ライン)・100位・1000位にあたるユーザーの獲得ポイント数を記録してみました。今回のブログはそれをグラフ化して分析してみたものです。グラフは「1期2期3期の順にそれぞれ五十音順」と「彼氏確定ライン50位でのポイント数降順」で作成しています。
■はじめにおことわり
乃木恋のイベント順位で人気度がすべて決まるとは思っていませんし、ポイントが低いメンバーもしくはそのファンの方をdisる意図もありません。あくまでもゲーム攻略のためのデータとして見ています。
■開催期間前後の出来事(2018年)
- 11月22日(木)川後陽菜卒業発表
- 11月25日(日)15:00~ 第13回彼氏イベントスタート
- 12月2日(日)15:00~ 運命の選択スタート(一人しか選べなくなる)
- 12月4日(火)若月佑美卒業セレモニー
- 12月7日(金)22:59 第13回彼氏イベント終了
- 12月15日(土)能條愛未卒業
- 12月20日(木)川後陽菜卒業
- 12月31日(月)西野七瀬卒業
若様・愛未ちゃん先輩・川後P・なぁちゃんの4人が卒業となり、同時に4人にとっては最後の彼氏イベントとなりました。
■スマホ版とGree版の比較
それではまず、アプリ版50位とGree版10位を比較してみましょう。青がアプリ版50位、灰色が10位の「彼氏確定ライン」ボーダーでの必要ポイント数で比べてみたのがこのグラフです。明らかに青(アプリ版)の方がポイント数が高い(難度が高い)……と思いきや、メンバーによってはGREE版10位の方がポイントが高い場合もあります。
生田さんの場合、アプリ版が20億、GREE版が4億程度で、GREEの方が明らかに楽です。激戦なぁちゃん西野さんもアプリ版38億に対してGREE版16億程度。GREEなら確定ラインに入ってたのに!という人も少なくないでしょう。
一方、白石さんはGREE版の方が5億ほど高いという結果になっており、一概にGREE有利とは言い切れません。
もう少しわかりやすくするため、アプリ版50位とGREE版10位のポイントを%で表してみました。これが100を超えるとGREE版の方がポイントが高い。低ければ低いほどGREE版有利というグラフです。
白石さん、理々杏ちゃん、かりんちゃん、純奈ちゃんはGREEの方が激戦、まいちゅんはほぼ同じだったという結果になりました。伊藤さんズはアプリ版の方がよかったみたいです(13回に限っては)。
一方、生田さんが2割を切っているのを筆頭に、蘭世・蓮加・ひなちま・中田さんなど、GREEならアプリ版の3~4割くらいでも彼氏確定できたというメンバーもいます。GREE版でデッキを揃える労力を考えれば、8~9割程度のメンバーならアプリ版でいいやということになりそうですが、さすがに今回の生田さんなら結果的にはGREE版一択です。(14回以降どうなるかは知りません。あくまで結果論です)。
■1~1000位すべて
GREE版は表示される順位が少ないので分析には向いていません。今回もアプリ版を中心に傾向を見ていきましょう。
まず、集計したすべての順位のポイント数をすべて表示させたグラフです。以下、グラフは「期・名前順」と「50位のポイント順」の2種類ずつを載せています。
今回のトップは95億ポイント超えの高山さんにつぎ込んだユーザーでした。2位が26億で大きな差があります。もちろん、目標を「彼氏確定」に置くだけなら、こんな数字(とお金)は全く必要ありませんので、純粋な推しメン愛と考えられます。
1位と2位の差が大きいメンバーは、桃子・蘭世が目立ちます。この二人は前回も同様でした。
運命の選択の際にポイントの状況を見てメンバーを選ぶ方も多いかと思いますが、1位だけ見ていると惑わされる可能性があります。もしポイントで比較するなら、「運命の選択」が始まる直前の25位くらいの数字で比較するのがいいかもしれません。
■5位・10位・25位
1~3位は順位表で別扱いになりますので、ここを狙う重課金ユーザーが出てくるのはわかります。5位はそのトップ争いには加わらないものの実質的トップグループ、10位は余裕をもっての彼氏確定圏といえます。確定圏の半分にあたる25位あたりから50位くらいまでは入れ替わりが激しいと思われますので、特にこのラインに注目してみましょう。
5位と10位の差が深緑の範囲になります。同様に10位と25位の差が紺色、25位と50位の差が茶色です。グラフで黄緑色の左端が50位のポイントなので、それより左側に入らないと彼氏確定しません。つまり、深緑・紺・茶色のの範囲が実質的な「彼氏確定圏」となります。この幅が全体との比率で比べて狭いとデッドヒート(イベント終了間際の逆転可能性が高い)、幅が広いと順位がある程度固定化されている(もしくは課金に熱心なユーザーが比較的少ない)という状況かと思われます。
50位ポイントで今回も圧倒的トップのなぁちゃんは5位と50位で9億ポイントの差があります。2位の飛鳥ちゃんは同じく6億ですが5位と10位の差がやや大きく、3位のまいやんは4億ポイントしか差がない状況です。独走態勢のトップ5位までを無視すれば、まいやんの方が接戦の感覚が強かったのではないでしょうか。
10~25位の幅が大きい(青色が大きい)メンバーは、50位ポイントで並べたときに10位グラフが大きく飛び出ているのが特徴です。今回は若様・未央奈・理々杏・まいちゅんの突出が目立ちます。このメンバーは、少数のユーザーが突出しているが、彼氏確定圏の争いは少し離れた所で行われているといえます。
一方、10位と25位の差が小さいメンバーは25~50位の差も小さい傾向があり、小さくまとまって激しい戦いが繰り広げられています。つまり、同じような点数で競い合うユーザー数が多い=接戦ということになりますが、今回だと真夏さん・しおりん・きいちゃん、そして我らが絢音ちゃん、ゆったん・れなち・かなさんなどがその傾向のメンバーと言えるでしょう。このあたりのメンバーは逆転されやすいわけです。最終日の朝に25位に入っていても夜には逆転される可能性が出てくるのが、この茶色の幅が狭いメンバーといえるでしょう。
■50位の比較
それでは、50位(彼氏確定圏ボーダーライン)で比較してみます。50位ボーダーラインデータについては他のブログでも中心的に扱われていますが、50位だけを見ていると、デッドヒートの結果なのか、ある程度ユーザー間の差があってのこの結果なのかがわかりにくいと思います。それでも、乃木恋上でのライバル状況についてある程度のグループ化はできそうです。
- 38億:なぁちゃん(おそらく卒業効果もあって独走)
- 22~25億:飛鳥ちゃん・まいやん・美月
- 15億以上:いくちゃん・与田ちゃん・美波
- 10億超え:真夏さん・みなみちゃん・美彩先輩・キャプテン・しおりん・若様・未央奈
- 9億台:さゆ・さゆりんご・たまちゃん
それ以降はゆるやかなカーブを描いています。
50位と100位の差が大きいメンバーのファンは諦めが早い、小さいメンバーのファンは諦めが悪い、ということになりそうです。
何度も繰り返しますが、このグラフは「不人気メンバー」をあぶり出すためのものではなく、あくまで攻略難易度を示すものでしかないことには留意してください。たとえば、お金持ちファンが多いか、中高生のファンが多いかでこの順位は大きく左右されます。
■100位の比較
最後に、100位・1000位ユーザーの獲得ポイント数の比較です。スマホアプリ版の運命の選択で選んだユーザーが1000人未満のメンバーもいます。黄色が1000位ラインなのですが、ほとんど誤差の範囲といえますので、今回は提示しません。
■50位を前回と比較する
さて、当ブログは11回から記録を集計し始めています。50位ユーザーでのポイント比較を2種類のグラフにしてみました。
左は前回・12期を基準に何パーセント増になっているかを示す「率」のグラフ。右は実際のポイント数増減を、11期赤茶色、12期黄色、13期緑で塗り分けたものです。
今回の50位ユーザーのポイント数平均は、第12回の194%(つまり約2倍)に伸びています。簡単に結論づけるなら、13回は12回の倍のポイントが必要だったということになります。ちなみに、12回は11回よりもかなりポイント数が減っていました。
なぁちゃんは前回伸びきっているので、今回の伸び方は特に大きくありませんでした。伸び方の大きかったいくちゃん・ゆったん・与田ちゃんの三人は、前回の落ち込みが異常なほどだったのでその反動だと思われます。
この変動はかなり大きいので、もう少し傾向を見極めた方がいいように思われます。
■まとめ
乃木恋第13回彼氏イベントは、必要ポイント数が前回の2倍に及ぶ激戦だったことがわかります。これがリアルイベントだったら大変な事になるのは予想できます。今後も引き続きチェックしてみたいと思います。
なお、管理人は絢音ちゃんで攻略しましたが、最後に逆転され、51位~100位内の枠に飛ばされてしまいました。
ただいま第14回の真っ最中です。このデータがお役に立てば幸いです。