2018乃木坂46アンダーライブ東京レポート
アンダーライブ2018~関東シリーズ~@武蔵野の森総合スポーツプラザ
2018年12月19日(水)20日(木)の二日間にわたって開演されましたが、仕事の都合もあり、19日だけ参加しました。
座席はアリーナB5エリア。花道の中央あたりの右側で、あとでわかるのですがかなりの良席でした。
アンダーライブの雰囲気がいいのは、居場所とかに関係なく純粋にメンバーを応援したいファンが多いという、客層の良さもあるように感じた。そこから一緒にライブを作っている一体感が生まれ、その結果、俺の嫁コールがないとか、「アンダー」を静聴するとかにつながってると思う。
— Ayane380⊿(鈴木絢音応援ブログ管理人) (@Ayane3801) 2018年12月19日
初日に「俺の嫁」コールもなかったことについては、財経新聞の記事でもしっかりと取り上げられています。
乃木坂46 感動のアンダーライブに未来の可能性 | 財経新聞
何よりも素晴らしかったのは、初日、2日目とも、いわゆる厄介ヲタがいなかったこと。奇声も、「俺の嫁」コールも、出演していないメンバーの名前を叫ぶような輩もほとんどなく、盛り上がるときは盛り上がり、静かに聞いてほしい曲のときにはしっかりと聞く、最近の乃木坂のライブでは味わえない居心地のいい空間を客席も一体となって作り上げているという、アンダーライブのもはや伝統ともいえるマナーのよさについて、多くのコメントが伝えている。
残念ながら二日目には少しコールなども聞こえてきたそうですが……
推しメンのライブタオルをかざす程度のアピールは当然あっていいと思いますが、「○○は俺の嫁」という言い方は他のファンを排除する独善的な言い方でもあるために好感は持てないのだと感じています。少なくとも、応援という要素は弱いでしょう。乃木坂に限らず、舞台と客席が一緒に作るライブほど完成度も満足度も高くなるものですが、「俺の嫁」コールは応援でもなければ協調もない、独善的なアピールにすぎません。それが今回ほとんど見られなかったというのは、とてもよかったと思います。
「アンダー」での静聴も感動的でした。そもそも、歌詞の内容がアンダーメンバーをアンダー/シャドウに押し込めるものであり、表舞台へのステップとは捉えがたいため、各方面から批判もあった一曲です。この曲を歌うメンバーにとっても負担は大きかったようです。しかし、きぃちゃんはこの曲を見事に昇華させました。
日刊スポーツに、「アンダー」についてのきぃちゃんのMCの全文が載っています。このMCをあえて記事にした日刊スポーツには感謝しかありません。
北野日奈子「人生の宝物で、財産」スピーチ全文まま - 乃木坂46 : 日刊スポーツ
楽曲の「アンダー」に対して、その時にどんな感情で歌ったらいいか分からない、って言ったことがあります。正直、今も何が正解か分からないですが、正解がないところが、すごくいいなと思います。
アンダーメンバーそれぞれがポジションを任されて、そこでどうやって輝くかは自分次第で。たとえ、スポットライトがあたってなくても、アンダーメンバーは自分自身で光を放てるメンバーだと思います。そこがアンダメンバーの良さであり、強みだと思っています。
きぃちゃんの言うとおり、今回のアンダーライブは一人ひとりが光っていました。推しが輝いて見えるのは当たり前ですが、今回はいままであまり気に留めていなかったメンバー一人ひとりも輝いて見えた気がします。38度の発熱にもかかわらず、強烈な気迫が伝わってきた蘭世。踊りにキレが感じられた綾乃。ステージ上ではしっかりと存在感を示していた麗乃。今までちゃんと見てなくてごめんなさいという気持ちになりました。
今回の座席は、花道のちょうど真ん中の真横でした。なので、きぃちゃんの迫力あるソロダンスも真横から見ていたのです。シンプルながら照明が踊りと曲に合わせて力強く展開し、背筋が震えました。
また、メンバーが花道に出てきたときはこの場所で歌う曲も多かったため、本当によく表情が見えました。My ruleでは花奈・絢音・しおりんの三人が正面近くで完全にノックアウトされました。後半ではれなちが真正面でこちらも笑顔にやられてました。
歌のうまさではしおりんの透明な歌声が本当に宝物だと思います。かりん・純奈とのトリオでの歌はハーモニーもすばらしく、感動的でしたが、特にしおりんの声には力がありました。本人はいつものように激しく謙遜してましたが、謙虚さはそのまま、もっともっと聴かせてほしいと思いました。
きぃちゃん、しおりんという、最近まで休養を取っていた二人のメンバーが見事に復帰してきてくれたのも嬉しいことです。しかも、休養のおかげで、一回り大きくなってきたようにも思います。
今回のアンダーライブで卒業になる川後P。いつの間にか自分の中では、一期生の中での一番の推しになっていましたが、ライブ中、ずっと本当に楽しそうで(しかも琴子と終始いちゃいちゃしていて)、明るく見送れたのもよかったと思います。しかも、アンコールではセンター裏の位置で、会場モニターでもよく見えました。20日の本当のラスト、「ハルジオンが咲く頃」は見られませんでしたが、最高に美しかったとのこと。
こんな盛りだくさんのアンダーライブの中で、髪にウェーブのかかった絢音ちゃんの姿は本当に輝いていました。来れてよかったと思えるライブだったと思います。これが「アンダー」ってのが本当にありえないレベルのクオリティーでした。
メンバーもそうですが、シンプルながら躍動感と迫力ある照明もライブ会場を大いに盛り上げていました。一つだけ気になったのは、音響面で低音部がやや響きすぎていたかなということですが、音楽専門の会場ではないアリーナという場所では限界もあるかと思います。とにかく、満足度の高いライブでした。
【セットリスト】
- Overture
- 初恋の人を今でも
- あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
- 転がった鐘を鳴らせ!
- My Rule
- ブランコ
- 自由の彼方
- (MC)
- 遠回りの愛情(岩本蓮加、鈴木絢音、中村麗乃、樋口日奈、向井葉月、山崎怜奈、渡辺みり愛)
- 私のために誰かのために(伊藤かりん、伊藤純奈、久保史緖里)
- 傾斜する
- 君は僕と会わない方がよかったのかな
- 満月が消えた(川後陽菜、阪口珠美、佐々木琴子、吉田綾乃クリスティー、和田まあや)
- 君に贈る花がない(北野日奈子、寺田蘭世、中田花奈(サンクエトワールの3人))
- 誰よりそばにいたい
- (MC)
- 自惚れビーチ
- シークレットグラフィティー
- 左胸の勇気
- 13日の金曜日
- 狼に口笛を
- (MC)
- アンダー
- (VTR)
- DANCE INST(きいちゃんソロ)
- 嫉妬の権利
- 制服のマネキン
- インフルエンサー
- ここにいる理由
- 日常
- [アンコール]
- 帰り道は遠回りしたくなる
- 孤独な青空
- ハウス!
- (MC)
- 乃木坂の詩
#北野日奈子1st写真集 #拡散希望 アンダーライブ会場で手にしたチラシ。拡散希望だそうなので拡散します。ちょっとシワの部分がありますが、ノークレームノーリターンでお願いします(←間違った用法) pic.twitter.com/NVyJiiEIsj
— Ayane380⊿(鈴木絢音応援ブログ管理人) (@Ayane3801) 2018年12月19日