Ayane380ブログ

2018年11月

乃木坂46 22ndシングル アンダー曲『日常』MV( #今泉力哉 監督)を解釈してみる

『日常』はアンダーメンバーによる曲ですが、歌詞は欅坂の抵抗ソングにも近い激しい都会的なレジスタンス感、それに対して謎の遊牧民をイメージし、多くの意味が込められた(解釈が視聴者にゆだねられた)謎たっぷりのPV、そしてセンターきぃちゃんの迫力ある表情が素晴らしい一曲です。

現在はショートバージョンのみの公開になりましたので、全曲はぜひ22ndのType-Bでご確認ください。


MVに出てくる白い服を着た一同は遊牧民らしい。

夜中、青いかりんの実を取ろうとしてやめるきぃちゃん。その後からやってきた誰かがそれを手に取る。きぃちゃんは物陰から見ている。
朝。寝起きをカメラで撮影する、もしくはシャッター音で起こす風習?
水たまりで赤い液体を準備する絢音。
スープのような炊き出しが朝食。配布は花奈。
史緖里(補助にみり愛)からサングラスも配給される。
サングラスをかけてスープを食する一同。
写真を撮り続けても目覚めない蓮加、日奈と蘭世が異常に気づき、蘭世が口笛で知らせる。
★《電車の前で踊るメンバー》
きぃちゃんが写真を撮り続けるが目覚めない。
■青い服。回想シーンか蓮加の夢?何かを探しているが、何かに気づいて付いていく。
起きない蓮加を囲む日奈・蘭世・きぃちゃん・絢音。
絢音が何かに気づく。かじりかけの果実が横に転がっている。
冒頭シーンで果実を取っていたのは蓮加だった。きぃちゃんはそれを見ていた。
きぃちゃんが穴を掘り始める。ショベル、スコップ、鋤などを手に取る遊牧民たち。
★《踊り》
みんなで穴を掘る。
輪を離れるきぃちゃん、それを見つめる絢音。
きぃちゃんは果実を取る。
起きない蓮加にスープを飲ませようとする花奈・みり愛、それを囲む一同。
きぃちゃんがそこに果実を宙に投げ投げやってくる。
そのまま通りすぎると、スープを持ってみんなも付いてくる。
穴に果実を投げ込む。そのまわりにスープを円く注いで、いきなり駆け出すきぃちゃん。
■青い服。きいちゃん・蘭世・蓮加が大きな葡萄を食べる。笑顔のきぃちゃん。
スコップなどを持ってきぃちゃんを追いかけるみんな。
寝顔写真の連続。
■青い服。振り向く蓮加。
倒れている蓮加と、遠景のみんな。
そのまんなか(おそらく果実とスープの穴)で大爆発。
ややあって頭をもたげる蓮加。
駆け寄ってくる一同、だが最後尾に一人ともう一人が立ち止まっている。
倒れる一人。
★《踊り》
倒れているのはきぃちゃん。それに気づく絢音は腰に巻いていた布をはずす。
★《踊り:曲終わり》
サングラスをかけて、絢音がきぃちゃんを背負っている。
その後について、一同、サングラス姿で荷物を背負って歩いて行く。一番後ろが蓮加。
「乃木坂46 日常」テロップ、割れた果実、一輪の白い花。

 

fumi Diary 2号店さんの記事によると、遊牧民のシーンは茨城県筑西市の下館オフロードコース、ダンスシーンはその近くにあるザ・ヒロサワシティの保存車とのこと。

 

さて、今泉監督は以下のようにツイートしています。

そういうわけで、自分も解釈して楽しんでみようと思います。

乃木坂46「日常」MV公開!遊牧民たちの日常をシュールなコメディで表現 | OKMusicによれば「遊牧民のイメージで」とされているが、この白い服の一群は家畜を追ってないので、採集中心の移動生活者/放浪者の一群と言った方が正確かもしれない。

移動生活者は「非日常」の象徴ではないか。定住生活者が日常のルーティンワークにとらわれているのに反し、移動生活者には縛りがない。

その中でかりんの実は、「次の次の駅で降り」て非日常の世界にやってきた人たちを、再び非日常から日常(青い服)に引き戻してしまう力を持っているのではないか。日常の世界には葡萄で象徴される大きな魅力もある。しかし、その世界には戻ってはならないのだ。せっかく白い衣の非日常の世界にやってきたのだから。

非日常の世界においては、カメラとサングラスが象徴的に使われている。カメラは目覚めのための道具である。すなわち、偽りの日常から非日常に来た人々に、毎日覚醒を与え続けるツールなのだ。

サングラスは、確認できる限り、食事と移動の際にのみ使用されている。夕暮れの移動の際にもサングラスをかけていることから、眩しさを防ぐためではなかろう。蘭世から口笛で呼ばれたときにきぃちゃんがサングラスを外すことから推測して、サングラスは集中のためのツールではないか。食事のときには食事の味覚・嗅覚に集中するため。移動のときには視覚に頼らず自分たちの進むべき進路を直感によって知るためと考える。

きぃちゃんは移動生活者のリーダー格でありながら、ある日、かりんの実すなわち日常からの誘惑に心が揺れた。だが、すんでの所で踏みとどまった。その後にやってきた蓮加を、じっと見つめるだけで止めはしなかったのも、日常の世界からの誘惑に共感するところがあったからではないか。

そして蓮加は一口かじり、日常の世界の幻影に入り込んでしまった。日常から非日常の世界に引き戻す方法はわかっている。穴を掘り、かりんの実を爆破することで、日常の世界が破れるのだ。ただし、そのためには代償が必要であることを、リーダーであるきぃちゃんは知っていた。そして、蓮加の「罪」は自分が犯しかけていた「罪」であることも。

日常の世界への入口となるかりんの実に、非日常の世界のスープをかける。この儀式を行って、きぃちゃんは真っ先に逃げていく。映像にはないが、絢音が持っていた赤い液体が爆薬となった可能性もある。そして、日常世界に引き戻すかりんの実が爆破された瞬間、日常という名の甘美な悪夢から目覚める蓮加。

しかし、蓮加を日常から非日常に引き戻した代償としてきぃちゃんは倒れる。きぃちゃんが倒れるのを見つけた絢音は、少しでもきぃちゃんが日常に心を動かしてしまっていたという真実に気づいたのかもしれない。そして、それを責めることなく、深い共感のもと、代償を恐れずに蓮加を救ったきぃちゃんを支える側に回る。

移動生活者たちは一つの場所に縛られることなく、再び新たな地へと旅立つのだった。

粉砕されたかりんの実の横には、非日常の世界の花が咲く。

……と妄想してみました。まあぜんぜんわかんないんだけれども! MVの要所要所で絢音ちゃんが何かに気づく役割が与えられているのも、絢音ちゃんファンとしては嬉しい仕込みでした。

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乃木坂46関連考察   2018/11/26   Flying_Honu

舞台けものフレンズ2 観劇の感想

大変遅くなってしまいましたが、舞台けものフレンズ2観劇の感想です。

舞台「けものフレンズ」2~ゆきふるよるのけものたち~

11月10日(土)〈PPPとマーゲイの回〉昼の部に参加しました。
他に〈サーバルの回〉〈アライさんとフェネックの回〉と出演者が一部変わる3パターンの公演がありますが、なんとか当選がこの1回でした。当日券に並ぶ余裕はなかったので、通して1回だけの観劇なのが残念です。

けものフレンズ自体、以前話題になったときに無料配信されてた第一話だけ見たことがあるというレベルでしたが、観劇前に少し予習。

舞台はアニメ版の声優さんを中心に、〈けものフレンズ〉〈けものフレンズ再演〉と経てきており、すでに「フレンズ」の輪ができあがっているところに人見知りの絢音・琴子コンビが入るのでちょっと心配はしてました。ただ、公演開始後は他の演者さんとのツーショットなどもバンバン流れてきたのでよかったと思います。

当日は開演2時間前に到着し、物販でランダムブロマイド、パンフレット、ポスター、クリアファイル、ひかるぼーを購入。DVDの申込用紙は座席にあるとのことで、結局終演後にもう一度並ぶことにしました(後日、物販だけ立ち寄ってカレンダーも購入)。

座席はCブロック最前列。Cブロックは舞台に向かって右手(下手側)の舞台横から見る角度です。品川プリンスホテル クラブeXのウェブページに載っている座席表にはなかったのでざっくり加工してみるとこんな雰囲気。Bブロックが一番いい席ですが、距離感としては本当に目の前という印象です。

2018112520.png

合図があったら取り出せるようにひかるぼーの用意をして、開演を待ちました。

初っ端にギンギツネ(絢音)とキタキツネ(琴子)の二人のシーンから。ボクっ子甘えん坊のキタキツネに、しっかり者(だけど嘘をついている)ギンギツネ、という配役が、当て書きなんじゃないかと思えてしまうくらいぴったりきています。ストーリーの中心となる主役の二人がすっかり役にはまっていて、ストーリーにも自然と引きずり込まれていきました。

最後のゆきまつりシーンではみんなひかるぼーを取り出すのですが、そのとき、隣の女子がいきなり絢音ちゃん推しのペンライトを取り出したので驚きました(けもフレファンかと思っていた)。自分も絢音ちゃんペンライトで参加すればよかった……。

絢音ファンの間では、なぜか推しが増えてしまうという噂の舞台でしたが、実際に魅力的な出演者ぞろいでした。演技的にはクロヒョウ役の稲村梓さんが舞台を引き締めていた気がします。今回の舞台が最後になるマンモス役の仁藤萌乃さんは存在感が圧倒的でした。ナナマルサンバツぶりのタヌキ役加藤里保菜さんも、今回はコミカルな役柄ながら安定の演技。そしてコウテイペンギンの根本流風さん(この回でギンギツネを間違えてキタキツネと呼んでしまった)とホワイトタイガーの野口真緒さん、ハクトウワシの森憩斗さんを推していきたい。あと、最後のゆきまつりのところでホッキョクグマの田口実加さんと完全に目が合った。

そんなわけで、約2時間の公演はあっという間に終わり、「けものはいても のけものはいない」ほっこりした舞台を見られてよかったと思います。

ブロマイドの引きはあまりよくなかった……

舞台けものフレンズ2 ブロマイド

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参加してきた   2018/11/25   Flying_Honu

乃木恋 第10回リアル彼氏イベント《鈴木絢音編》参加レポート

しばらくブログ更新が空いてしまいましたが、その間も絢活は続けてます。

まずは、乃木恋 第10回彼氏イベント「今すぐ私に会いに来て」のリアルイベントに参加してきました。

2018年10月28日日曜日19時から30分間のイベントでした(メンバーによって日時が変わります)。100名収容のイベントルーム仕立てですが、左隣が渡辺みり愛、右隣が山崎怜奈ルームだったようで、一部、隣の音が聞こえることもありました。

第10回彼氏イベントは彼氏確定ギリギリ滑り込みだったのですが、実際の座席ナンバーは最終順位より1つ下げ。GREE版上位の方が一人食い込んでいたのかと思います。GREE版とアプリ版合わせて100名招待のところ、GREEは比較的ポイントが低くても上位に食い込める一方、招待人数も少なめ、かつ座席はアプリ版・GREE版合わせてのポイント数順なのだろうと推測できます。

座席は10人1列の10列で100列。

        (壇)

10 08 06 04 02 01 03 05 07 09
20 18 16 14 12 11 13 15 17 19
30 28 26 24 22 21 23 25 27 29
40 38 36 34 32 31 33 35 37 39
(以下100まで)

の並び順となっています。右端が通路になっていて、自分は部屋の真ん中辺でしたが右端通路脇になったので、かえってラッキーだったかもしれません。

数名の「彼氏」が欠席だったようですが、90名以上着席して静かに待ちます。お互いにゲームでさえも直接の付き合いはないので、まったく会話は弾みません(笑)。座席には「~乃木恋 THE QUIZ BATTLE~」と題した紙が配布されていました。全30問の解答欄がありますが、30分のイベントで30問って1問1分とかできるのかなといらぬ心配をしながら時間を待ちます。

19:00ちょうどに絢音ちゃんが後方から走って壇上へ。横通った!(←子供か)

本日の企画はナナマルサンバツにちなんでのクイズバトルを実施。問題は用意してありますが、いけそうなところまでということで30問はやらないらしい。

第1問は「私の名前は?」。さすがにここにいる100人でわからない人がいたら困ります。以後、舞台、趣味、食べもの、習いもの、家族などの問題が続きます。クイズバトルなので基本、静かに、しかし熱く進行。

「ささきとすずき」あたりの画面上のイメージしかない方には意外かもしれませんが、絢音ちゃんのトークは非常になめらかでノリもよく、テンポよく出題と関連トークが進んで行きました。

ところがどうやら、隣のみり愛ルームでは最初に「ジコチューで行こう!」カラオケ大会が始まっており、隣から聞こえる味のある「彼氏さん」たちの声にどうしてもクスクス笑いが起こってしまいます。絢音ちゃんは集中するように注意しますが、絢音ちゃんも笑ってます。歌の後半でとても上手な女性の歌声になり、絢音ルームの一同が聞き惚れてしまいました。絢音ちゃんが「あれ、隣の部屋、誰だろう?れなち?」「みり愛ちゃんですよー」「へー、うまいーんだー。知らなかったー」と発言。たぶんジコチューをみり愛ちゃんがイベントで歌うことを知らなかったという意味だと思います。

睡眠時間、好きなディズニーキャラ、鞄に入っているものなどの問題はさすがに難しい。最終的に第23問まで進んだところで答え合わせに入ることになりました。

答えが一つではない問題については会場からもいろいろ声が上がります。自分も「鞄の中」の答えを一つ尋ねましたが、ハズレでした。

最後に、正解数の多かった3名に対して、解答用紙にサインのプレゼントがありました。自分は残念ながら、というよりまるでダメな成績だったので、さらに絢音ちゃんファンとして精進することを心に誓いました。

開始から30分でぴったり終了。帰りも絢音ちゃんは横を通っていきました。

そんなわけで、冷静に考えれば「課金につぎ込みまくって、30分、席に座ってただ話を聞くだけ」というだけのイベントなので、個別握手会と比べればコスパが悪いと判断することも可能ですが、絢音ちゃんの美声を限定100名のあの狭いスペースで30分聞けたわけで、非常に濃密な、思い出に残るイベントだったと思います。

次のリアルイベントにも挑戦してしまいそうです。

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参加してきた   2018/11/24   Flying_Honu