●前置き
スマホアプリゲーム『乃木恋』では恒常的にイベントが開催されますが、そのなかでも「彼氏イベント」は重要な位置を占めています。サイングッズがもらえたり、回によっては彼氏確定者限定リアルイベントへの参加が可能となります。
今回の第12回彼氏イベントは、通常イベントよりは彼氏イベントということで参加者も多い一方、特典がリアルイベントではないため、競争率はやや抑えられていたのではないかと思います。
ルール上、各メンバーごとに50位までは彼氏確定、それ以下では抽選になります(上位の方が確率は高くなる)。また、前半は自由にメンバーを選べる上、複数メンバーを同時攻略もできますが、途中の「運命の選択」以降は一人選ばなければなりません。前半で多くのメンバーを攻略してカードを揃えておくと後半有利になりますが、その分、課金額も大きくなります。このあたり、どのような戦略をとるかはユーザーにゆだねられています。
今回、イベント終了後、各メンバーごとに1位・2位・3位・5位・10位・25位・50位(彼氏確定ライン)・100位・1000位にあたるユーザーの獲得ポイント数を記録してみました。今回のブログはそれをグラフ化して分析してみたものです。グラフは「1期2期3期の順にそれぞれ五十音順」と「彼氏確定ライン50位でのポイント数降順」で作成しています。
■はじめにおことわり
乃木恋のイベント順位で人気度がすべて決まるとは思っていませんし、ポイントが低いメンバーもしくはそのファンの方をdisる意図もありません。あくまでもゲーム攻略のためのデータとして見ています。
■卒業メンバー
今回は彼氏イベント開始前後に3名の卒業発表がありました。時系列順には以下のとおりです(卒業発表タイミングはブログ公開時点としています)。
- 9/20 20:00 西野七瀬卒業発表
- 9/25 15:00 乃木恋第12回彼氏イベント開始
- 10/1 20:00 若月佑美卒業発表
- 10/2 15:00 運命の選択開始
- 10/5 22:00 能條愛未卒業発表
- 10/7 22:59 イベント終了
なぁちゃんファンは卒業発表後余裕がありましたので、満を持してのイベント参戦になったと思います。若様の場合はイベントがすでに始まっていましたが、運命の選択まではまだ時間があったということで、やや競争率が上がった可能性があります。じょーさんは運命の選択開始後の卒業発表ということでイベントには影響が少なかったかもしれません。
若様は今回が最後の彼氏イベントになると思いますが、なぁちゃん・じょーさんは次があるかもしれません。次回彼氏イベント開催時になぁちゃんがまだ在籍であれば、おそろしい数字になることは間違いないと思います。
■1~1000位すべて
前回は1・2・3・5・50・100・1000位のポイント数をチェックしていましたが、今回はそれに加えて10位・25位も集計に加えました。
まず、集計したすべての順位のポイント数をすべて表示させたグラフです。上位5位までについては特異値になっているメンバーもいます。以下、グラフは「期・名前順」と「50位のポイント順」の二種類ずつを載せています。
今回、全体トップは100億ポイント超えで伊藤純奈さんにつぎ込んだユーザーさんです。前回のトップきぃちゃんの90億ポイントを凌いでいます。2位の方もすごい勢いです。課金額いくらだろう? もちろん、目標を「彼氏確定」に置いた場合、こんな数字(とお金)はまったく必要ありませんので、ただひたすら推しメン愛なのだと思います。
1位と2位の差が大きいメンバーは、純奈・なぁちゃん・桃子・蘭世あたりが目立ちます。
運命の選択の際にポイントの状況を見てメンバーを選ぶ方も多いかと思いますが、1位だけ見ていると惑わされるということになりそうです。もしポイントで比較するなら、「運命の選択」が始まる直前の25位くらいの数字で比較するのもいいかもしれません。
■5位・10位・25位
前回は1~4位を「異常値」とみなし、5位から50位(黄色の範囲)を主に見ていくことで、現実的に「彼氏確定圏内」を狙う方の参考になると考えて集計してみました。今回は、5位・10位・25位・50位と少し細かく刻んでみました。
1~3位は順位表で別扱いになりますので、ここを狙う重課金ユーザーが出てくるのはわかります。5位はそのトップ争いには加わらないものの実質的トップグループ、10位は余裕をもっての彼氏確定圏といえます。確定圏の半分にあたる25位あたりから50位くらいまでは入れ替わりが激しいと思われますので、今回は特にこのラインに注目してみました。
5位と10位の差が深緑の範囲になります。同様に10位と25位の差が紺色、25位と50位の差が茶色です。グラフで黄緑色の左端が50位のポイントなので、それより左側に入らないと彼氏確定しません。つまり、深緑・紺・茶色のの範囲が実質的な「彼氏確定圏」となります。この幅が全体との比率で比べて狭いとデッドヒート(イベント終了間際の逆転可能性が高い)、幅が広いと順位がある程度固定化されている(もしくは課金に熱心なユーザーが比較的少ない)という状況かと思われます。
50位ポイントで圧倒的なトップのなぁちゃんは5位と50位で7億ポイントの差があります。一方、今回2位に付けているまいやんは5位と50位でわずか2.5億ポイント差しかありません。上位陣がつぎ込めるだけつぎ込んだなぁちゃんと、ある程度の幅の中で激しい接戦を繰り広げたまいやんという傾向の違いが見えます。
3位あしゅの場合、5位のポイントはまいやんより多く、50位のポイントはまいやんより少なくなっています。特に5位と10位の差だけでまいやんの5位~50位の差よりも大きい状況です。あしゅのファンは上位10名足らずが抜け出しており、一方で25位と50位の差が小さく、超接戦であったことがうかがわれます。
10位以下のグラフは細部が見えるようにするため、なぁちゃんのグラフの上位をカットしています。実際にはもっと左側まで伸びています。
10~25位の幅が大きいメンバーは、50位ポイントで並べたときに10位グラフが大きく飛び出ているのが特徴です。美月・与田ちゃん・みなみ・いくちゃん・みおな・れんか・蘭世といった面々は10位と25位の差が特に大きくなっています。つまり、少数のユーザーが突出しているが彼氏確定圏の争いは少し離れた所で行われているといえます。
一方、10位と25位の差が小さいメンバーは25~50位の差も小さい傾向があり、小さくまとまって激しい戦いが繰り広げられています。つまり、同じような点数で競い合うユーザー数が多いということになりますが、キャプテン・さゆ・きいちゃんなどがその傾向のメンバーと言えるでしょう。
イベント中に卒業発表された若様は、この幅が広すぎず狭すぎずという範囲に入っています。急に言われてもイベントにつぎ込む準備ができていなかったファンの方が多かったのかもしれません。
25位~50位のグラフで茶色の幅が小さいメンバーは、ポイント差が小さい=逆転されやすいといえます。最終日の朝に25位に入っていても夜には逆転される可能性が高いのが、この茶色の幅が狭いメンバーといえるでしょう。
■50位の比較
では、50位(彼氏確定圏ボーダーライン)で比較してみます。
50位ボーダーラインデータについては他のブログでも中心的に扱われていますが、50位だけを見ていると、デッドヒートの結果なのか、ある程度ユーザー間の差があってのこの結果なのかがわかりにくいと思います。それでもある程度のグループ化はできそうです。
- 12億以上:なぁちゃん・まいやん・あしゅ
- 8億台:美彩先輩・美波
- 7億台:美月・若様
- 6億前後~:まなつ・与田ちゃん・キャプテン・さゆ
それ以降はゆるやかなカーブを描いています。
何度も繰り返しますが、このグラフは「不人気メンバー」をあぶり出すためのものではなく、あくまで攻略難易度を示すものでしかないことには留意してください。
なお、トップユーザーが100億超えの純奈が50位で2億というのは、もしかしたらトップユーザーのあまりの快進撃に(事実に反して)超激戦を予感してしまったユーザーが敬遠したからなのかもしれません。
■1000位の比較
最後に1000位ユーザーの獲得ポイント数の比較です。スマホアプリ版で選んだユーザーが1000人に満たないため、数字が出ないメンバーもいます。
ここで不思議なのは、まっちゅん1000位ユーザーがほとんどやってないレベルの数値になっていること。50位ランクでは5億台でやや減ったかなという程度ですが、まっちゅんを選んだユーザーが今回は減った印象を受けます。
■50位を前回と比較する
さて、当ブログでは前回から記録をまとめ始めましたので、50位ユーザーでのポイントの比較を2種類のグラフにしてみました。
左は11期を基準に何パーセントくらいになったかという「率」のグラフ。右は実際のポイント数増減を、11期赤茶色、12期黄色で塗り分けたものです。
今回の50位ユーザーのポイント数平均は第11回の86.4%となっています。全体にポイントが減ったという流れです。
その中で、前回比144.3%の伸びを示したなぁちゃんは納得の数字です。その他、125%以上の伸びを示したのが、れなち・美波・桃子・若様・さゆ。100%超えが麗乃・まいやん・きぃちゃん・美彩先輩・りり・かずみん。全体に減っている中で前回の数字以上になっているというのは、それだけ厳しい戦いを強いられることになったといえます。
前回よりは減ったものの、前回比の平均値86.4ポイントよりも上(相対的には微増)なのがまなつ・綾ちゃん・みり愛・川後Pの4名。微減の80%台がまいちゅん&絢音ちゃん。このあたりだとさほど難易度に違いはなかったという印象かと思います。
逆に減った方では、ゆったんの45.8%を筆頭にいくちゃん・純奈・れんたんの4名が前回比で半減しています。6割前後の数字なのが与田ちゃん・みおな・蘭世・琴子・ひなちま。このあたりのメンバーを推しているユーザーにとってはラッキーとしか言いようがないでしょう。
ではなぜこうなったのかということですが、これらの面々の人気が落ちたというようなことはありえません。統計を取り始めて2回目ということもあり、メンバーの攻略難易度についてはまだまだこれからの分析が必要かと思われます。
■まとめ
乃木恋第12回彼氏イベントでは、第11回から大きな変動もありました。今後も引き続きチェックしてみたいと思います。
ところで管理人ですが、前回と同じくひなぴょん川後Pで辛うじて50位内彼氏確定圏にランクインできました。前回よりは課金額を減らしたので最終日にあやうく圏外に落ちてしまいそうになり、追加課金はせずに残っていたアイテムを使い切って粘りました。
さて、今月は第10回のリアルイベントも開かれます。絢音ちゃんに会えるのを楽しみにしています。